みやわきろく

思考のsandbox

体調管理もファンの大事な仕事ですから

 …そんなわけで、今週末の予定が白紙になってしまった。つい今週、家族の中で学級閉鎖の話が出たところだったので肝が冷えるばかりだ。今年は相当やばいらしいので皆様お気をつけください。


 インフルエンザが猛威を振るう中、それよりもはるかに恐ろしいニュースが流れてきた。

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 こんなのインフルエンザよりよっぽど怖いよ!? しかもこの男性、「前日から咳と鼻水が…」との報道もあり、それならもういっそ大事をとって欠席するべきだったんじゃないかなあ、と思うところだ。

「ショーは毎日が初演である」

 かのウォルト・ディズニーは「ショーは毎日が初演である」との言葉を残している。演者である自分たちにとっては数回目の公演でも、初めて観に来るというお客様もいる。だから毎日が初演であるかのように、新鮮な気持ちで演じなければならない――という意味合いの言葉だったと思う。これにはわたしも同意している。
 舞台なんかを観ようとすると、初演と千秋楽の公演は完売しているが中日はチケットに余裕がある、ということがままある。千秋楽は「最後だから」という理由もあって興行主が企画を盛り込んだりなんかして(これが本当に嫌いだ。最後にだけ特別感を出すのはおかしいと思う)チケットがはけやすくなるし、初演を観に行っていち早く作品に浸りたい!という気持ちもわかる。個人的には、会場全体がそこそこ慣れてきたあたりの中日に観に行くのが好きなのだが少数派なのだろうか。

 好みの話はさておき、舞台にしろライブにしろ「どうしてもこの日にしか行けない」という経験は誰にもあるものだと思う。なかなか来られないのだからその1回を大事にしたい。わかる。ど田舎出身のバンギャルなので、その気持ちは痛いほどわかる。やっと地元に来てくれた。やっと親の許しを得て遠征できた。受験が終わってやっとライブに行けた。仕事の都合がどうしてもつかず、ようやく行けるのがこの日だった。やっと会いに行ける。その喜びでわくわくしながら指を折って日を数えることだろう。

 だが、その1回の機会に限って体調を崩してしまったら。あなたはどうするだろうか。

あなたの無理が、誰かの「初演」を奪うかもしれない

 冒頭のツイートの件についてはおそらく事務所の社長が原因だろうと思うので何も言わないでおくが、AKB握手会の件については、本人にも前日に自覚症状があったということなのであれば、彼はもうその時点で参加を自粛しておくべきだったのではないだろうか。
 実ははしかでした、というのはレアケースにしても、この時期に「鼻水や咳が出る」というのは少なからず風邪か、あるいはインフルエンザの可能性が高い。握手会となると距離も近いわけで、推しメンに自分の病気をうつしてしまうかもしれない。推しメンにうつったらどうなるか。先に待つのは公演中止、または延期だ。アイドルなら「推しメンだけ欠席」ということもありうるかもしれない。推しメンのパートを他のメンバーに歌わせてしまうの、正直つらくないですか。そしてその公演が、誰かにとって「とある推しメンを初めて観られるかもしれなかった初演」だったとしたら。誰かの「初演」を「無理をしてでも会いたい」という自らのエゴで壊してしまった責任を、あなたは本当に取ることができるだろうか?

 ステージに立っているメンバー、あるいは握手会で向かい合うメンバーが一番会いたいのは誰だろうか。それは紛れもなく、「元気そうで幸せそうなあなた」だ。「無理をしてまで全現場に足を運ぶあなた」ではない。
 「ショーは毎日が初演である」と書いた。「欠席したらその初演がなくなるじゃないか!」と言う人もいるかもしれない。だがそんなときには、推しに「行く予定だったけど、体調を崩したので欠席しました。あなたにはわたしの元気な姿だけを見せたいので」と言っておけばいいのではないかなあなどと思う。もしかしたらその一言が次の握手会、チェキ会での話題づくりになるかもしれないしね。

体調を崩したであろう人に対して

 ここまでは「少しでも具合が悪いのなら現場に来ずに休め!」という話をしてきた。ここからは周りの人の話。
 「無理せずに休め」とは書いたものの、「体調が悪い気がするけど気のせい」とか、「このくらいなら問題ない」という人はどうしても出てくる。それは仕方がないことだと思う。久しぶりに風邪をひいたというなら、風邪の苦しみはすっかり忘れていてわからないからだ。インフルならなおさら、数年に一度しかかからないレベルになると「こんな症状だったっけ」と思うことがわりとある。(経験談)

 例えばちょっと体調の悪い誰かがライブに参戦してその数日後にメンバーがインフルエンザを発症したとして、周りの人は「あの人のせいだ」ということをすぐに考えないでほしいなあと思う。今年みたいにこれほどまで流行っていたら出処なんてわからないわけだし、何よりも「もしかしたら自分がうつしたのかもしれない」と思い悩んでしまうのは本人自身だ。ただでさえ「自分のせいでメンバーがインフルエンザにかかってしまった」と自責の念にかられているところに、「お前のせいでメンバーがインフルエンザになった、どうしてくれる」と追い込むのは違うかなあと思うわけです。

 インフルエンザにかかった原因なんて、かかった本人含め誰にもわからない。ならばわれわれファンにできることは、基礎体力をつけてできる限り病気に負けない体を作ることだと思うのですがいかがでしょうか。


 なお、わたしはここ10年近くインフルエンザにかかっておらずピンピンしております。予防接種を受けるとインフルにかかるジンクスがあるので最近は予防接種も受けていません。今年はどうかなー。