みやわきろく

インタネッツに雑念を放流する

人の顔をすぐ覚えること

特技は何ですか、と聞かれると「魚を三枚におろせること」か、あるいは「ひとの顔と名前をすぐ覚えること」というふたつが思い浮かぶ。


友達に話すとだいたい気持ち悪がられるんだけど、わたしは会って一度でも話したことがある人の顔ならかなりの確率で覚えている。もう少し進歩してスーパーレコグナイザーばりの能力があったらもっと何かの役に立てられたんだろうが、まだその境地には達していない。


ロンドン警視庁がスーパー・レコグナイザーを採用し、不鮮明な写真や監視カメラの映像から犯人発見の糸口をつかもうとしている。

犯罪捜査に役立てられるとか、なんかかっこいい。

ネットの悩み相談なんかで、「ひとの顔と名前を覚えられないんですがどうしたら覚えられますか」という悩みをよく見かける。物心ついたころからいつの間にかひとの顔をよく覚えるようになってしまった身としては「そんな悩みもあるのかあ」と思ってしまうのだけれど、確かに道で「あっ!久しぶり!」とか言われて、(久しぶり?誰だっけ……)と考え込んでしまうことを思えばやはりそれは悩みなのだろう。気まずいだろうなあ。

わたしがひとの顔を覚えるときはだいたい日付とか場所とか、話した内容とかを紐付けて覚えることが多いように思う。
例えばライブであれば、○月○日に心斎橋のXXというライブハウスで△△の話をした、背が低くてかわいい人。みたいな。
ライブの記憶と紐付けることで覚えているみたいな部分はあるかもしれないが、これを普段の生活でも応用することでかなり覚えられるようになるので、覚えられず困っている人はぜひ試してみてほしい。

と、便利そうに見えるこの特技。実は困っていることもある。

わたしは自分でいうのも何だがかなりフレンドリーな方で、同じ現場に来ているのなら仲間だし仲良くなろうぜ!ウェーイ!と思っているパリピ民族に属している。
しかし同じ現場に来ている人が皆そうかというとそれは異なる。
ごくわずかな友人たちとの間で楽しみたいという人もいるだろうし、麺被り無理*1の人もいるだろうし、普段はウェイ系だけど今日はそういう気分じゃない…という人もいるかもしれない。しかし、相手のことをよく知らない状態では相手がどれに属するのかがわからず、それでも目が合うとなんとなく話しかけてしまう自分がいるのだ。


「いや〜〜わたし、お姉さんとはもう仲いいつもりでいましたけどね〜!!」


で、こういうチャラ発言までしてしまう。

そうやって話しかけられて嬉しい人もいるだろうが、そうでなかったり、逆に「気持ち悪い」と感じている人もいるのだということを最近は理解してちょっとだけ控えめにしている。とはいえライブという場だとやっぱりテンションが上がっている部分もあるしなかなかできていない部分もあるので、そこは反省する限りである。申し訳ありません。


ここからは個人的な意見。
同じ相手を応援するのなら、その応援の形は違ったとしても、ファンの間で対立するべきではないと考えている。
うちの界隈だとメンバーから気に入られている(ように見える)ファンに嫌がらせをして追い出したりするような動きがどこでもわりとあったりする。それって本当にもったいないことだよね。

例えば自分の他にガッキーがファンとしていたとして、自分が嫌がらせしてガッキーがそのバンド自体を上がった*2としても、自分がメンバーの一番のお気に入りになるわけがない。だって自分はガッキーじゃないから。あんなにかわいくないから。現場に残ったのは「ガッキーという超かわいくていい子がファンじゃなくなった」という事実だけ。それって悲しくない?だってメンバーもせっかくガッキーが来てくれてたのに来なくなるんだよ????代わりに残ったのが自分????無理じゃない???ってなるじゃん。いやそれで見るからにやる気なくしてもわたしは嫌だけどさ……フロアにいるのが誰であろうと最高のパフォーマンスを見せてくれる人たちが好きだから、わたしは……

ともかく。
どうせ同じバンドが好きならみんなで一緒に応援していこうよ!っていうのがわたしの考えなんだけど、これまた難しい。
それでも、もしかしたら驚かせたりすることはあるかもしれないけれども、拒絶せずに受け止めてほしいなあという気持ちはあります。メンバーも、自分のファン同士で争うのは見たくないだろうなあって思うし。

そしてわたしは今日も、そのラインのさじ加減に迷いながら、声をかけるかかけないか、悩み続けております。

皆様は、声をかけられると嬉しいですか?嫌ですか?

*1:いわゆる「同担拒否」

*2:ファンを辞めることを指す